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神奈川県伊勢原市にて、ドローンを利用したジャンボタニシの防除作業を行いました

神奈川県伊勢原市_ジャンボタニシ防除01

2021年6月18日、神奈川県伊勢原市の圃場(約2ヘクタール)において、 弊社製品である「粒剤散布ドローン:TA408」を用い、 スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の防除作業を行いました。
今回の取組みは、神奈川県の「ドローン前提社会の実現に向けたモデル事業」において、「スクミリンゴガイ被害対策ドローン粒剤散布実験と防除散布効果の経過観察」をテーマとして決定されたことを背景に、様々な協力を得て実施いたしました。

 

外来種であるスクミリンゴガイは、用水路や水田内外に繁殖し、田植直後の柔らかい稲を食い荒らします。スクミリンゴガイは、東南アジア由来の環境省指定の 「要注意外来生物」で、寒い冬を越すことはできず死滅しますが、温暖化の影響もあり成長した個体が越冬し強い繁殖力で稲作農業の田植直後に、より甚大な被害を発生させます。
また、日本列島において繁殖地を徐々に北上し拡大しており、近年は関東全域へと広がっていることから効果的な対策方法の確立が求められています。

 

 

スクミリンゴガイは、圃場へと移動して侵入してくるため、対策を広域で行う必要があります。本実験は、隣接する圃場にて構成される1つのエリアに対して行い、広域散布の有用性を検証することを目的として行いました。
また、手作業での粒剤散布は散布装置を背負いながら圃場内を歩き回る必要があり大変な重労働であるため、本実験ではドローンで散布することによる省力化と、作業時間の短縮を達成することができました。

 

今後、対象圃場の経過観察を行うと共に、ドローンを活用したスクミリンゴガイ被害田を広げないための対策へと、取り組んでまいります。

 
 

■農業組合共同新聞
https://www.jacom.or.jp/saibai/news/2021/08/210818-53305.php